Compressor 低温度差スターリングエンジンによる熱リサイクルコンプレッサ

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21世紀は環境の世紀。いっそうの省エネ、温暖化ガス排出防止の努力が求められています。 当社は、地熱、温泉熱そして産業廃熱等の低温度の熱エネルギーをリサイクルして、 圧縮空気を作るシステムを考案し、開発を行っています。

100℃から150℃程度の熱エネルギーは、莫大な量が利用されずにただ放散されています。 これを利用することは、地球温暖化を防ぎ、循環型社会を作るために重要な課題です。 しかしながらこのような低温度の熱エネルギーは、熱として直接利用する給湯、暖房以外には、 技術的に利用が困難とされてきました。

当社は、埼玉大学との5年にわたる共同研究の結果、この領域の熱エネルギーを利用し、 実用レベルの出力が得られる低温度差スターリングエンジン の開発に世界に先駆けて成功しました。 熱リサイクルコンプレッサとは、このエンジンにエアコンプレッサを一体化し、 低温度の熱エネルギーを直接的に空気圧エネルギーに変換することを可能としたシステムです。

S.E.Compressor

スターリングコンプレッサ仕様
Type 始動空気系用
YA-II C/30
コントロール系用
YA-II C/7
吸入圧力 大気圧
吐出圧力 30kgf/cm2 7kgf/cm2
空気量 4.5m3/h 5.5m3/h
圧縮段数 2段 1段
行程 160mm
シリンダ径 1段:80mm
2段:30mm
1段:85mm
2段:――
回転数 170rpm
熱源 130℃×40 l/min
冷却水 30℃×40 l/min